ルサンチマンの炎

ほとばしれ、無気力!
さて、もうすぐ夜が明けます。昼夜逆転しちゃってる僕は朝、眠るわけです。
夜にこうして一人起きているのと、なんだか昔のことを思い出して、嫌ですね。気が狂いそうになります。「ひい」とか呻いても、誰も何も言ってくる人がいないから、やっぱり一人ってのは楽ですね。メールも、マクドやツタヤからしか来ないし。ああ・・・。
僕は、電話とかメールとかが来ると、戦慄するんです。
絶対、怒られる!・・・とか思ってしまうんです。
なぜなら褒められるようなことは何一つしていないから。怖くて、怖くて。
でも、たぶんそれだけじゃないんですよね。なんだか、関わってしまうってことに怯えているんだと思います。僕は誰かと関わってしまうと、全部ダメにしちゃうような人間だから、誰とも関わらないほうがいい。
なんというか、責任を持ち続けるだけの“気力”みたいなものが、僕には欠けているんだと思います。やる気のなさは、すべてを台無しにしちゃうんです。僕がこれまでの人生の中で気づいたことは、それくらいです。夢追う人の背中を、眺めるだけで済ましていた懐かしき日々。「不毛」という字を、びっしりと紙に書き連ねて、それに頬ずりをしているような毎日でした。昔僕が友達という言葉で呼んでいた人たちは、今ではもう見えなくなるくらい遠くにいます。
一歩も動かず、羨みや妬みの感情すら沸かず、「がんばれ」っていうエールの言葉が、もはや負け惜しみじゃなくなってしまった自分を、笑いたくなるような気持ちがわかりますか?
どうして君は向こう側に行けたのだろう?どうして僕はこちら側にいるんだろう?
みじめな気持ちがわかりますか?自分が信じられない気持ちがわかりますか?
無力は痛みです。血を吐けどもおさまりません。
心がね、壊れそうです。心が壊れたって、どうにもなりません。からだは残るわけですから。
・・・ごめんなさい。調子に乗ってしまいました。
そんな、がんばったと言えるものを何一つ持たない奴の言葉なんて、耳を貸す必要なんてありゃしないんです。所詮、甘えてるだけなんですから。実弾を喰らった覚えのない奴が書く文章なんて、結局は戯言に過ぎないんです。くやしいことに。

あの、夢を語ってもいいですか?
聞き流してもらってかまわないですから。
・・・お酒の席とかで、女の子がよく他人のことを「すごーい!!」とか言って、はしゃぐじゃないですか。
あれ、傍で聞いていると、僕はほんとにやり切れなくなるんですよね・・・。
だってそれはつまり、僕がすごくないってことだから。
僕が何者でもない馬鹿だって、言われているようなもんだから。
それでね、僕は将来、女の子に「すごーい!!」って言われて、「べつにすごくねぇよ、バァカ!!」って、罵ることができるような、そんなすごい人間になりたいんです。
それがぼくの夢です。とても、とても、贅沢な夢です。

人生は、意地を張るか、あきらめるかのどちらかです。どちらかしかありません。
僕は意地を張ろうと思います。今さらですけど。

日記を書いているうちに、朝がやってきました。外は雨が降っています。
タバコが切れたので、コンビニに買いに行こうと思います。傘差して。
僕、僕、僕、と、自意識過剰もいい加減にしろって思うくらい、自分のことしか見えてない僕。情けない話ですが、23歳にもなって、いまだ童貞です。女の子はCGだから、手を出してはいけないんです。住んでいる世界がちがうんです。
彼女いない暦23年の僕は、この鬱憤をルサンチマンの炎にくべて、自らも燃え上がろうと思っています。
ちくしょー、なめんな!!