だって…

ああ、もう、CGになってしまいたい。
フタは開けるためにあるのでしょうか、閉じるためにあるのでしょうか。
守るべきものはありますか?
臆病者の自分。僕の場合、それです。
クロロホルム花言葉は一方的な恋なのです。

先日、サークルの後輩と街で会い、お酒を飲みました。
何一つ誇るべきものを持たない僕は、会話をもたせるために、ずっと自分の好きな本の話ばかり、しゃべり続けました。就職活動の話題がでてこないように必死でした。年を取ったなあと思うのは、後輩の失敗談に対して、「ああ、あるある!僕もそうだった」なんて、物知り顔をしている自分がいることです。年下から軽蔑される年長者として一番に挙げられるようなパターンの人間に、自分がなってしまっているというこの事実!
まさか、そんな。
もう、人間も所詮、動物なんだと言って開き直るしかありません。
他人とお酒を飲むたびに、どんどん情けなくなっていく自分がいます。我が身の罪深さを一番感じるのは、朝帰りに布団に横になるときです。今頃、同年代の若者は出勤してる、ラッシュの電車に飛び込んでいる。…おい。おい、こら。
こんなときには、素数を数えて落ち着きましょう。プッチ神父のように。
頭の弱い、頭の足りない僕は、二桁も数えないうちにまどろみの中です。
もう、おやすみなさい。
明日なんて来なければいいのに。
っていうかもう明日だ。
何かしなくちゃ。
何かしなくちゃ。