はい。えーと、久方ぶりに日記を書きました。毎日、毎日ゆるい生活は続いております。これは人生の梅雨の時期だと、今まで思い込んでいたけれども、ひょっとしたらこの雨はあがらないんじゃなかろうかと疑問を覚え始めた今日この頃でございます。

雨が降ると、外に出て行く気力など湧かないわけで、先日、一人、「僕の人生はどうしていつも梅雨の空なのか」という問題を考えました。

答えは出ませんでした。無性に気持ちが暗くなりました。外は雨が降っておりました。僕はダメでした。

「もう駄目だ」という五文字は、たった五文字の言葉なのに大変恐ろしい魔力を持っております。まず自分のテンションを下げますし、特殊効果として視界を暗黒に閉ざすことだってできます。

だから「もう駄目だ」って言わないで、「まっ、いっか」って言葉を吐けるようになろうと思いました。健全なる思考停止を愛そうと思いました。世の中のいろんな世界に手を出してみよう、少しだけ勇気を持ってみようと決意しました。
そしたらどうでしょう。暗闇の中にぼんやりと一点の光が浮かび上がりました。そう、それは今にも消え入りそうなくらい弱弱しい輝きではありましたが、僕の目に映るその光は嘘ではありませんでした。思い切ってカーテンを開けてみました。雨はやんでいました。窓を開けると朝の街の匂いが流れ込んできました。車の影の見えない道路に描かれた車線は、ひんやりとした空気の中を突き抜けて、どこまでも続いているように思えました。僕はタウンワークを取りにコンビニまで歩きました。

自分に自信を持とう。
もし人生というものが、失った自信をもう一度取り返すためのプロセスであるのなら、いつからでもやり直せるはずだ。そうであってほしいです。

バイトの面接に行きました。まともな大人になるための道を自分でも歩けるような予感がしました。こんな気持ちを感じることをいつの間にか忘れていました。それまでたくさんの時間を無駄にしてきたけれども、不思議と悲しくはありませんでした。未来が自分を待ってくれていることを感じられたからです。

ああ!嬉しい!こんなにも世界は素晴らしいものだったなんて!息が自然と弾みました。


それから三日経った今日、未だに採用の電話はかかって来ません。
・・・・・・おかしいなぁ。でも、まっ、いっか!!