言い訳ばかり

ああ愚か者だ。僕は。
毎日毎日、失敗ばかりを繰り返して、成長もせず変化もせず、ただ怠けるがために毎日を生きている。
ただ眠っているときだけが一番幸せなんです。ホントに。
時間をありったけ無駄にして、ただゴロゴロしているだけなのに、他人のために時間を割くのを嫌う。自己中心的な自分。

人生の最大の敵は「めんどくさい」という言葉なのだと最近知った。

エルニーニョ現象が終わって、過ぎ去ったかに思えた寒気がまた舞い戻ってきた。外に出れば寒く、家の中にいても寒い。だから布団の中にもぐりこんで、「エルニーニョ現象」ってのは外人っぽい名前だなぁと思いながらうたた寝する。

ただ同じ間違いを繰り返すためだけに日々を生きている気がする。
マンションの壁がタバコの煙で黄色く変色しているのを見て、それでもなおタバコをふかしている自分を恥じる。

積極的に生きていかないのは、怠けている自分を嫌っているほうが楽だからかもしれない。
何かに向かって前進するのは、大きな不安と焦りを抱え込むことと同じだから、僕は痛みのない生活を手放さずにいる。

「ウサギと亀」の話でいうと、僕は怠けている亀だろう。
亀はウサギと競争しない限り、自分が亀だと思い知ることはないから、僕は今でも同じところに停滞している。

痛みのない生活。痛みのない場所。そんなものなどどこにもないのに、それを求めて逃げ回っている。

気持ちが病んでいるっていう言葉は、僕の場合、ただの甘ったれた言い訳に過ぎない。
瞳の奥に隠した涙を僕は知らない。