甘えてます。甘えて生きたいです。

生きているってなんだろう?
今日夜の九時ぐらいに東京物語という映画を見ていたら、友人の奥山君が部屋にやって来た。ちょっと一緒に抗鬱剤飲んで飛ばねぇ?って話だった。大いに賛成。何錠か一気に口に放り込む。
よっしゃ、これでヘロヘロのボヨヨンで、サイケデリックな幻覚を見て、脳内パラダイス〜!とか思っていたのだが、奥山君曰く、抗鬱剤では幻覚など見れないらしい。
しかしやたらとテンションが高くなるのはあるようで、僕と奥山君はyoutubeの面白動画を見て、けらけらと笑い転げた。ああ人生ってこんなに楽しいものだったんだね!!
僕はお薬の偉大さを知った。はっぴーだ。はっぴーだ。なにもかもが。

寝っころがっていた奥山君が、突如起き上がって呟く。
「オクナくんって、焦りがないよね」
えっ、いきなり何を言い出すの?・・・まあ、そうですとも。のんびりしたもんですよ。大学生ってそういうもんですよ。
「中途半端にサークルやって、中途半端に夢追いかけてたら、そのまんま社会人になっちゃうよ」
「そうだね。そうかもね」
曖昧にお茶を濁す
夢か・・・でも、僕には夢っていえるほどにしっかりしたものがない。文章を書いて生きていければいいなぁ・・・ってとこで止まっているんだ。できたらいいのになぁ・・・。
人間関係が面倒くさくて鬱陶しいから、部屋に引きこもって小説や漫画を読んで寝る。それの繰り返しの毎日。十時間睡眠。学校には行きたくない。第一暑い。
いつかたぶんそのうち小説なり脚本なり書くから〜つって、怠惰な生活の言い訳として夢を語るのですよ僕は!
・・・・・・・・・甘えてます。
世界の果ての三山木で、抗鬱剤を飲んで笑いあう。そんな僕達って、どうしようもない屑だ。
このまんまいつまでも甘えて生きていたいな〜。最低。